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お米をいつものように水洗いしてザルにあげ、30分以上おく。
お正月の黒豆の気配が感じられる頃となりました。師走‥‥、一年でいちばんせわしなく、やり残しだらけが頭をよぎる日々。自分のことも、家族のことも、お世話になっている方々のことも、いろ~んな方を想うからやり残しの山が増えていく。
やり残しは、やさしい気持ちとウラオモテ。黒豆レシピのスタートは慌ただしい日々の隙間時間に、ひょいっとできるメニューです。
黒豆も大豆の仲間で、黒豆の黒はアントシアニンで、生姜は身体を温めてくれるから‥‥。おにぎりにして持たせると、忙しい時にも、ちょいと頬張り元気がもらえる黒豆生姜ごはん。炊けていく途中に、ほわ~っと広がる黒豆醤油の香ばしいかおりが何とも言えません。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
黒豆 | 1/2カップ(いわいくろを使いました) |
うるち米 | 2合 |
水 | 炊飯器に合わせ、適量 |
醤油 | 小さじ1~2 |
塩 | 小さじ1/2~1 |
針生姜 | 大さじ1 |
お米をいつものように水洗いしてザルにあげ、30分以上おく。
黒豆もやさしく水洗いし、フライパンで煎る。弱火で時々フライパンをゆすりながら、10~15分ほどかけて丁寧に煎る。目安としては、黒豆の皮が割れて、中の豆に少し焦げ目がつくくらいで火を止める。
生姜は針生姜に切っておく。
いつも通りの分量の水とお米を炊飯器にかけ、煎った黒豆、塩、醤油を加える。お弁当などの時は、塩や醤油をやや多めに、食事としてほかのおかずと共にいただく時は薄味で。
炊飯器の便利機能なども利用して黒豆ごはんを炊く。私は「炊き込み」モードで炊いています。
炊き上がったら10分ほど蒸らし、針生姜をふっくらと混ぜ込んででき上り。