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タマフクラ大豆を2~3回水替えしながら丁寧に洗う。たっぷりの水に半日~1晩浸してもどす。
「たまふくら大豆」、その名前をつけた方に命名の由来を訊ねるまでもなく、おそらくきっと、「玉のようにふっくらとした大豆だから」とおっしゃるに違いない。ここ一ヵ月ばかりタマフクラと戯れて、私はすっかりタマフクラのことが好きになっています。ぷくぷくと愛らしい表情は、おさな子のあどけなさと似てたりして‥‥。
大豆発想で考えると、どうしても和のレシピに向かうので、洋のものを作ろうと考えました。料理上手な横浜のN母さんは野菜ピクルスの名人で、いつかいただいたピクルスを思い出しながら私もピクルスを作ってみました。仕込み前に電話で作り方を訊いたりして、そういう時間も「おいしい時間」なんでしょうね。タマフクラと共に、「これは‥‥」と思う野菜を共漬けにして楽しんでください。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
タマフクラ | 1/2カップ |
お好みのビネガー | 1カップ |
砂糖 | 小さじ1~3 |
粒コショウ | 5~10粒 |
ローリエ | 1~2枚 |
お好みの野菜 | 適量 |
タマフクラ大豆を2~3回水替えしながら丁寧に洗う。たっぷりの水に半日~1晩浸してもどす。
鍋に水と戻したタマフクラ大豆を入れ中火にかける。煮立ったらアクをすくい取りながら約40~50分ほど、やわらかめに煮る。途中で塩を加えておく。
その間に、熱湯で瓶の煮沸と浸け汁の用意をする。鍋にビネガーを温め、砂糖を加えて溶かし、火を止めて冷ます。
野菜類を食べやすい大きさに切って、湯通しする。ニンジンは5分くらい、ほかは1分前後茹でる。ザルに上げたら軽く塩をする。
煮沸しておいた瓶にタマフクラ大豆と漬け汁、粒コショウ、月桂樹を入れて蓋をする。
野菜入りのピクルスも同様に、漬け汁、粒コショウ、月桂樹を加えて瓶の蓋をしっかり閉める。
そのまま半日~2日ほどおく。夏場は冷蔵庫へ。