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紫花豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩以上おく。同じくひよこ豆も水浸けし、それぞれやわらかめの水煮にしておく。
紫花豆のあの模様は水煮にすると煮汁に色が溶け出して、どす黒く濁ったような色になってしまいます。そこを何とか、模様を美しく見せることができないかな?と考えて、ふと思いついたのがマリネでした。
かつて、茹でた黒豆にビネガーをかけたら、黒が赤みを帯びて紫色に!その応用でできたのが、このレシピです。温かくなると、酸っぱいものが欲しくなる女性好みのメニューです。
甘煮のイメージが強い紫花豆を別味に‥‥。紫花豆は煮くずれ始めるくらいにやわらかめに煮て、温かいうちにビネガーの味を染み込ませます。せっかくなので何か別の豆も加えてください。ここでは、ひよこ豆を合わせました。これからの季節はキュウリやパプリカなども‥‥。野菜を上手に合わせてサラダ感覚でどうぞ。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
| 紫花豆 | 1/2カップ |
| ひよこ豆 | 1/2カップ |
| 玉ネギ | 1/2個 |
| セロリの茎 | 1本分 |
| 白ワインビネガー | 大さじ4+1 |
| ローリエ | 1枚 |
| 塩 | 小さじ1/2ほど |
| E.V.オリーブオイル | 大さじ1~2 |
| 黒胡椒 | 10粒ほど |
| フェンネルシード | 好みで小さじ1/4ほど |
| レーズンのラム酒漬け | 好みで適量 |
| 付け合せの野菜など | 適量 |

紫花豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩以上おく。同じくひよこ豆も水浸けし、それぞれやわらかめの水煮にしておく。

セロリはスジをとって食べやすい大きさの乱切りに、玉ネギは1cm幅くらいにカットし、塩少々(分量外)を加えた熱湯に1~2分くぐらせる。

豆とセロリ、玉ネギを湯切りして容器に合わせ、塩少々と白ワインビネガー(大さじ4)で和える。ローリエ、黒胡椒の粒、フェンネルシードなどもこの段階で加える。

常温に冷まして蓋をして冷蔵庫へ。半日以上寝かせて味を沁み込ませる。

冷蔵庫から出して、レーズンやカットした野菜を合わせ、ビネガーとオリーブオイルを回しかける。葉野菜と共に盛りつけて出来上り。