金時豆の赤組サラダ

金時豆の赤組サラダ

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.44(2014年5月掲載)

金時豆、金時人参、金時生姜‥‥、どうやら「赤」い色を指して「きんとき」というみたいです。「金時草」も葉っぱのウラは赤いけど「きんじそう」と読みます。あの「ま~さかり か~ついだ き~んたろう~♪」の「金太郎(坂田金時さん/源頼光の四天王の一人)」が、赤ら顔をしてたから「金時」は赤いものに例えられるようになったそうな。

「赤いのが金時なら、赤いものばかり合わせて白和えにしよう」と思いました。名前に「サラダ」と付けたけど、その実はヨーグルト・デザートみたいで、女子にすこぶる人気です。豆は水煮にして素材の味を、安納芋は薄塩茹でで甘さを強調し、パプリカは生でフレッシュな甘さを‥‥、パプリカがフルーツみたいに思えます。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(3~4人分)

金時豆 茹で上がり1カップ
安納芋 約150g
パプリカ 約100g
ヨーグルト 大さじ5
レモン汁 1/4個分
少々

作り方

1

金時豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩~半日ほどおき、水煮にする。金時豆と、豆を戻した水を中火にかける。煮立ったらアクをとり、中弱火にして約20分ほど煮る。茹で加減をみて、煮くずれ前に火を止める。

2

安納芋は表面をタワシで洗い、大きめの乱切りにする。少し水浸けしてアクを抜き、水を替えて、薄い塩水で皮付きのまま蒸し茹でにする。

3

パプリカは、ひと口大の三角形に切る(切り方はお好みで)。

4

茹で上がった豆を少しおいて湯切りし、安納芋、パプリカと合わせる。

5

ヨーグルトをかけ、レモン汁を搾って、ゆるやかに混ぜ合わせたら出来上り。

ひとくちメモ

  • 金時豆が煮くずれしないよう、早めに茹で加減をみて、おおかた火が通ったらコンロから下ろして蓋をしておくと、破けず程よい固さになります。
  • 金時豆は茹でてすぐ湯切りすると皮が破けやすいので、少しさまして湯と分けるほうが安心です。
  • ここでは北海道産の「大正金時豆」を使いました。白金時やとら豆、紅しぼり、パンダ豆などもヨーグルト和えにして、おいしいです。安納芋やパプリカは、季節や彩りで他のものに適当にアレンジして楽しんでください。

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