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大福豆を水洗いし、たっぷりの水に半日ほど浸してもどす。
9月と10月に上京し、楽しみにしてたスフレオムレツの店に2回足を運んだものの、2回とも間が悪くて食べず終い。ずっと気になっていたので、かつての「dancyu たまご料理大特集」2010年5月号を引っ張り出してきました。
スフレオムレツは、フランス・モンサンミッシェルの名物料理なのだとか。平野由希子さんのレシピで、私は何回か作りました。そしてこの度、スフレオムレツに合う大福豆のソースを考えました。
大福豆は、いつもより軟らかめに茹でておくのが良いかと思います。玉ネギ、ベーコン、チーズに牛乳‥‥、あくまでベーシックにまとめます。主役は卵。腰の強いメレンゲで作るふわふわオムレツを引き立てる豆のソース。ゆるめに溶いたら、このままスープとしてもいただけます。ふわふわオムレツを食べる表情に、「大福」と名のつく豆が似合います。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
| 大福豆 | 茹でたもの1/2カップ |
| 玉ネギ | 1/2個 |
| ベーコン | 4枚 |
| ナチュラルチーズ | 30g |
| 牛乳 | 50cc |
| オリーブオイル | 小さじ1 |
| 塩 | 小さじ1/4~ |
| 黒コショウ | お好みで |
| 卵 | 1個 |
| バター | 小さじ1 |

大福豆を水洗いし、たっぷりの水に半日ほど浸してもどす。

豆と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら中弱火で40分ほど煮る。途中アクが浮いてきたら丁寧にすくい取り、湯が減ったら水を足し加える。

玉ネギは粗みじん切り、ベーコンは1cm幅に切っておく。

鍋にオリーブオイルを入れて温め、玉ネギとベーコンを炒める。

茹でておいた豆を加えて炒め、チーズと牛乳も加える。焦げないように気をつけてチーズと牛乳が馴染むまで少し煮込む。

スフレオムレツを作る。卵黄と卵白を別のボウルに分け、卵白を泡立て器でツノが立つくらいまで泡立てる。

卵黄を溶きほぐした中に、メレンゲの1/3量を加えて泡立て器で軽く混ぜ合わせる。

残りのメレンゲをゴムベラで7に加え、泡が消えないようさっくり混ぜ合わせる。

フライパンにバターを熱し弱火にする。8のメレンゲを広げ、フライパンの端のほうまでゴムベラでのばし、蓋をして焼く。

焦がさないよう1~2分。メレンゲの表面が乾いてきて、底の面に程よく焼き色がついてきたらフライ返しで半分に折る。5のソースを添えて皿に盛りつけ完成。