とうふ白玉入り緑豆ぜんざい

とうふ白玉入り緑豆ぜんざい

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.5(2013年8月掲載)

「緑豆」と書いて「りょくとう」と読みます。緑豆は小粒な豆で、小豆や白小豆くらいのサイズをしています。この豆が、モヤシの原料と知ったとき、モヤシに残った帽子を思い出しました。フムフム、な~るほど、な感じです。この豆から、春雨も作られるのだそうです。さすればモヤシと春雨は、親戚なんですね。な~んて脳天気な話も交えながら、これから一ヶ月、緑豆レシピにおつき合いください。

緑豆は温かい国の食べ物のイメージ。夏にほてった身体を冷ましてくれる豆だそうです。日本でも、7月に既に35℃を超えた地域がありましたね。京都の夏も、じっとり暑い。夏のおやつに、さっぱりとした甘さの「とうふ白玉入り緑豆ぜんざい」はいかがですか。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(5~6人分)

緑豆 30g
グラニュー糖 40g
少々
1カップ
タピオカ 30g
ココナッツミルク 100cc
製氷器の氷 10~12個

作り方

1

緑豆を丁寧に水洗いし、ザルにあげて再度水浸け。そのまま3~4時間おく。

2

鍋に1の緑豆と新しい水を入れて強火で熱し、沸騰したら5分ほど煮る。途中でアクが浮いてきたら、すくい取る。

3

湯を捨てて水洗いし、もう一度、水を入れて中火で熱すること20分。途中で、グラニュー糖を2~3回に分けて加える。

4

塩をひとつまみほど加え、甘さを立たせる。やや固い目で火を止め、蓋をして予熱で煮上げる。

5

緑豆を水浸けしている間に白玉を作る。絹ごし豆腐を軽く水切りし、手でつぶしながら寒晒粉に加える。

6

団子を作る要領で、絹ごし豆腐と粉を混ぜ合わせる。

7

団子を丸め、おはじき型にして、真ん中をつぶす。100円玉くらいの大きさが目安。

8

熱湯にとうふ白玉を入れ、浮いてきたら2分ほど茹でた後、水にとって粗熱をとる。その後、冷水で締める。

9

とうふ白玉と緑豆ぜんざいを器に盛りつけて出来上り。

ひとくちメモ

  • 緑豆は少しくらい煮くずれたものがあっても問題なし。トロミが出て、白玉とのからみが良くなります。
  • とうふ白玉は、精進料理家の藤井まり先生に習ったレシピです。水の代わりに豆腐を使うことで、時間がたっても固くなりにくく便利です。

緑豆のレシピ

とうふ白玉入り緑豆ぜんざい

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緑豆とタピオカのココナッツミルクかけ

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緑豆と春雨のチキンスープ

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緑豆入り冷や汁

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