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米はいつものように水洗いし、30分ほど水浸けしておく。
1月15日は小正月、別名・女正月とも呼ばれます。年末年始を家事や来客対応などで忙しく立ち働いた女性が、一息ついてゆっくりしましょうという日だそうです。お正月、ちゃんと台所に立ちましたか‥‥?
小正月のお決まり料理は「あずき粥」。そこに忘れてならないのは、お餅です。これは旧暦15日が「望の日」にあたることから、「望」と「餅」をかけて新年の願いを込めるからだそうです。ちなみに、あずき粥のお餅を「粥柱」と呼び、季語の一つでもあります。
お粥は胃にやさしいだけでなく、小豆に含まれるビタミンB1、B2、B6、食物繊維、鉄分などが、むくみをとってスッキリさせてくれるのだとか。小豆の赤が疫病や邪気を払うとして用いられてきました。
お粥を作るとき、炊飯器や鍋でも炊けますが、私は友人・Mちゃんが贈ってくれた土鍋を使っています。七草粥も、あずき粥も、土鍋で作るとよりいっそう美味しく感じます。
小豆は皮が破けにくい大納言小豆や、ささげでも代用可能です。ごはんがうす桃色に染まり、女性運アップのほほ笑ましい色合いに*(^0^)*
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
小豆 | 大さじ2 |
うるち米 | 1合 |
豆の煮汁+水 | 3カップ(煮汁だけで足りない分を水で調整) |
水 | 調整用 |
塩 | 少々 |
餅 | お好みで1~2個 |
米はいつものように水洗いし、30分ほど水浸けしておく。
小豆を水洗いし、鍋に水と共に入れて沸騰させ、5分ほど煮る。湯を捨てて再度水を入れ、弱火で20分ほど煮て(渋切り)固茹でにする。
土鍋に水浸けしておいた米と小豆の煮汁、水を入れ、塩をパッパッとふって、土鍋の蓋をして火にかける。火加減は最初は中火、沸騰したら弱火に。
お粥を炊いている間に餅を食べやすい大きさに切っておく。
弱火で30分ほど炊いたら土鍋の蓋を開け、煮具合を確認。餅を並べて、水分が足りなければここで足し加え、更に5分ほど炊く。
炊き上がったら火を止め、蒸らし少々。でき上がり。