カナリア豆入りタイカレー

カナリア豆入りタイカレー

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.99(2015年5月掲載)

カナリア豆の産地でもある南米では、豆をフリホーレス(豆のシチュー)として食べることが多いそうです。豆がどろどろにとろけるシチュー、男の人もこれならOKとのこと。
そんな情報と共に、たまたま無印良品の食品売場担当者さんとお話しをしたことで、今回の豆入りタイカレー誕生となりました。「タイカレーは好きだけど辛いから‥‥」、「そしたら試しに豆を入れて、つぶしながら食べてください。豆がジャガイモ代わりで辛さを和らげてくれます」と。

市販のタイカレーセットを使って、手軽にタイカレーを作りませんか。私は無印良品のイエローカレーのキットを使いました。袋の裏に書いてある材料を勝手にアレンジして、自分好みのカレーにカスタマイズ。
手羽元の肉がスプーンでほぐれるくらいになって、豆とココナッツミルク、カレーペーストが程よくクリーミィに馴染んだら出来上り。素材を引き立てるため、豆、鶏以外の具材はシンプルに。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(2~3人分)

カナリア豆 1/2カップ
豆の茹で汁+水 1.5カップ+差し湯
玉ネギ 1/2個
鶏肉 手羽元4~6本、モモ肉でもOK
フレッシュのいんげんやアスパラなど 適量
タイカレーのペースト 1袋(30g)
ココナッツミルク 200g
ナンプラー 10g
生姜 好みで1カケ
ごはん 麦ごはんや玄米ご飯、タイ米など好みで

作り方

1

カナリア豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩おく。

2

鍋に豆と水を入れて火にかけ、沸騰したらアクをすくいとる。中弱火に落として30~40分ほど煮たら火を止める。

3

玉ネギは7~8ミリ幅にカットする。いんげん豆(アスパラ)は5cmくらいの長さにカットして、軽く茹でておく。

4

鍋にココナッツミルクとタイカレーのペーストを入れ、かき混ぜながら弱火で加熱する。10分ほどして温まったら豆と豆の茹で汁+水を加えて、10分ほど煮立たせる。

5

その間に、別鍋で鶏肉を焼き、全体に軽く焦げ目を付ける。

6

鶏肉と鶏油、玉ネギを4の鍋に加える。時々かき混ぜながら、弱火で20~30分煮込む。

7

6に好みで針生姜を加える。最後に彩りよく混ぜるように、いんげん豆(アスパラ)を加える。

ひとくちメモ

  • カナリア豆は煮くずれてトロミが出るくらいが美味しいです。
  • カレールーの水の量を増やして、ビーフン麺や春雨、素麺などのソース、スープとしても使ってください。
  • 豆は大福豆、手亡豆、白金時などでも代用できます。

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