カナリア豆と白身魚のトマト煮込み

カナリア豆と白身魚のトマト煮込み

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.96(2015年5月掲載)

カナリア豆ってご存知ですか?私は初めて見ました。豆の表面がカナリア色をしています。蛍光灯の下で水に浸けてすぐは、よりいっそうカナリア色っぽかったです。
一晩おいて膨らんだ豆は肌色になり、水がうっすら黄色くなりました。豆を茹でるともう、カナリアの雰囲気はありません。レッドキドニーを白くしたような形の白いんげん豆になりました。

ペルー産のカナリア豆、母国での調理法を知らないので、好きにイメージして作りました。ここでは白身魚はカレイを使っています。
トマトとローズマリーを合わせて煮込むことで、ふっくら膨らんだ豆に、魚出汁とトマト味が浸みておいしいです。豆の自然な甘みがわかります。蓋を開けると花が咲くように、カラーピーマンを2色使いしてマリメッコ調に飾りました。昼間っから、飲めます!

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(2人分)

カナリア豆 1/2カップ+煮汁大さじ2~3
白身魚 1~2切
玉ネギ 1/2個
ローズマリー フレッシュ4~5本
カラーピーマン 1/4個×2色
トマト缶詰(カット) 100~120g
ガーリックオイル 小さじ2~3
海塩 小さじ1+1
白コショウ 少々
白ワイン 大さじ1

作り方

1

カナリア豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩おく。

2

鍋に浸け汁ごと豆を入れて火にかけ、沸騰したらアクをすくいとる。中弱火に落として20分ほど煮る。

3

玉ネギは粗みじん切り、カラーピーマンは輪切りにする。

4

白身魚に切り目を入れ、塩、コショウをする。ローズマリーの半量を使い、葉をしごいて魚にまぶしておく。

5

鍋にオイルを引き、玉ネギを炒める。火が通ったら茹でておいたカナリア豆を加えて炒め、塩、コショウ。ダイスカットのトマトと豆の煮汁を加え、軽く炒め合わせる。

6

フライパンにオイルを引き、魚を焼く。その上に白ワインをかけ、周りを囲むように5の豆類を敷き詰め、蓋をして蒸し焼きに。そのまま弱火で15~20分煮込んだら、ピーマン、ローズマリーを飾り、食卓へ。

ひとくちメモ

  • ローズマリーは魚にまぶした分で味付けをし、出来上りにはフレッシュなままの緑色を生かして飾り付けを。
  • 豆は白金時や大福豆、ひよこ豆などに変えても、おいしくいただけると思います。

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