1
カナリア豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩おく。
カナリア豆ってご存知ですか?私は初めて見ました。豆の表面がカナリア色をしています。蛍光灯の下で水に浸けてすぐは、よりいっそうカナリア色っぽかったです。
一晩おいて膨らんだ豆は肌色になり、水がうっすら黄色くなりました。豆を茹でるともう、カナリアの雰囲気はありません。レッドキドニーを白くしたような形の白いんげん豆になりました。
ペルー産のカナリア豆、母国での調理法を知らないので、好きにイメージして作りました。ここでは白身魚はカレイを使っています。
トマトとローズマリーを合わせて煮込むことで、ふっくら膨らんだ豆に、魚出汁とトマト味が浸みておいしいです。豆の自然な甘みがわかります。蓋を開けると花が咲くように、カラーピーマンを2色使いしてマリメッコ調に飾りました。昼間っから、飲めます!
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
カナリア豆 | 1/2カップ+煮汁大さじ2~3 |
白身魚 | 1~2切 |
玉ネギ | 1/2個 |
ローズマリー | フレッシュ4~5本 |
カラーピーマン | 1/4個×2色 |
トマト缶詰(カット) | 100~120g |
ガーリックオイル | 小さじ2~3 |
海塩 | 小さじ1+1 |
白コショウ | 少々 |
白ワイン | 大さじ1 |
カナリア豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩おく。
鍋に浸け汁ごと豆を入れて火にかけ、沸騰したらアクをすくいとる。中弱火に落として20分ほど煮る。
玉ネギは粗みじん切り、カラーピーマンは輪切りにする。
白身魚に切り目を入れ、塩、コショウをする。ローズマリーの半量を使い、葉をしごいて魚にまぶしておく。
鍋にオイルを引き、玉ネギを炒める。火が通ったら茹でておいたカナリア豆を加えて炒め、塩、コショウ。ダイスカットのトマトと豆の煮汁を加え、軽く炒め合わせる。
フライパンにオイルを引き、魚を焼く。その上に白ワインをかけ、周りを囲むように5の豆類を敷き詰め、蓋をして蒸し焼きに。そのまま弱火で15~20分煮込んだら、ピーマン、ローズマリーを飾り、食卓へ。