赤レンズ豆のコンフィチュール

赤レンズ豆のコンフィチュール

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.34(2014年2月掲載)

レンズ豆の皮をむいたものが「赤レンズ豆」だと最近になって知りました。とすれば、緑~茶色をしたレンズ豆より、もっと早く茹でられるということですね。
「サーモンピンクみたいなこの色をこのまま生かせたら可愛いよね」と思いついたのが、コンフィチュール。かつて師匠にご馳走になった「レンズ豆餡」がヒントです。

「寒い日に食べたいものは?」と考えたら、クラムチャウダーが浮かんできました。
赤レンズ豆に合う香辛料や洋酒は?と、いろいろ試してみました。シナモン、クローブ、ブランデー、ラム酒、カルヴァドス、グランマルニェ、白ワイン‥‥。合う、合わないはお好みですので、自分のお好きな香りに仕上げてください。私はバケットにのせて、ホットワインと合わせました。う~ん、美味!

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料

赤レンズ豆 100g
砂糖 大さじ2~3
レモン汁 約1/4個分
クローブ(パウダー) 4~5振り
白ワイン 小さじ2~3
バケットやクラッカーなど お好みで

作り方

1

レンズ豆を丁寧に水洗いし、殻が混じっていたら取り除く。レンズ豆を水と共に鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を中弱火にして約10分煮る。

2

途中でアクが浮いてきたら、丁寧にすくい取る。

3

いったん火を止め、砂糖の半分を加えて混ぜ、再度、中弱火で煮る。残りの砂糖とレモン汁を加え、あんこを作るときのように軽く練る。

4

レンズ豆の粒が半分とけて、半分残るくらいで火を止める。仕上げにクローブのパウダーを振り、白ワインを加えてざっくりと混ぜたら出来上がり。お好みでパンやお菓子などに添えてください。

ひとくちメモ

  • レンズ豆のコンフィチュールも小豆のあんこを作るときのように、冷めるとき、けっこう水分が蒸発します。見た目に汁が多いかな、くらいのところで火を止めるのが良いでしょう。
  • 赤レンズ豆の色止めのつもりでレモン汁を加えています。テカリを出したいときは、砂糖の量を減らしてハチミツや水飴を加えるとテカリが出ます。
  • 温かいうちにいただくのがおいしいですが、残ったら冷蔵庫で保存してください。2~3日は大丈夫です。

レンズ豆のレシピ

レンズ豆入りクラムチャウダー

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レンズ豆のミートローフ

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赤レンズ豆のコンフィチュール

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