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鞍掛豆は水洗いし、半日ほど水につけて、もどしておく。
豆を煮たことのない人にとって、豆を水浸けすることから“未知の世界”。私はレッドキドニーで大失敗したのだけど、ほかの人には「最初こそ感激を味わってほしい」。
福岡暮らしの頃、豆の販売員として何度か店に立たせていただいたことがあります。そのときオススメしたのは、ひよこ豆と青平豆(あおひらまめ/青大豆)でした。煮くずれしにくいのがオススメの理由。ファーストチャレンジに“青大豆は負け知らず!”
豆ってどれも水につけると3倍くらいデカくなります。この「鞍掛(くらかけ)豆」や青平豆は、乾燥してるとそんなに気づかないけど、デカくなったら平べったい形をしているのです。
鞍掛豆の黒は、黒小豆や黒豆みたいに、煮汁にとけて黒っぽくなりますから、おろし和えにするときは、煮汁をきって使ってくださいね。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
鞍掛豆 | 1/2カップ |
塩 | 少々 |
大根 | 5cmほど |
ちりめんじゃこ | 小さじ1~2 |
サラダ油 | 少々 |
七味唐辛子 | お好みで |
あさつきや万能ねぎ | お好みで |
ポン酢や梅ドレッシング | 適量 |
鞍掛豆は水洗いし、半日ほど水につけて、もどしておく。
豆がもどったら鍋に入れ、水煮にする。豆を水から入れて熱し、沸騰したら中火で20~30分ほど。途中、アクが浮いてきたらすくいとる。煮くずれしにくいので安心!
大根は「鬼おろし」などを使って、あらめの大根おろしに。
フライパンにサラダ油を薄く引き、ちりめんじゃこを香ばしく煎っておく。
鞍掛豆を水切りし、塩をひとつまみパラパラと。大根おろしをたっぷりのせて、ちりめんじゃこを上に散らす。七味唐辛子、小ねぎの小口切りはお好みで。食べるとき、ポン酢や梅ドレッシングなどをかけてどうぞ。