ひよこ豆のキーマカレー

ひよこ豆のキーマカレー

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.22(2013年11月掲載)

ひよこ豆を使った代表的なイスラエル料理と言えば「ファラフェル」です。イスラエルでは豚肉や魚介類を食べることが宗教的に禁止されているため、豆や野菜を使った料理に様々な工夫がなされているとか。
京都・出町柳と奈良に「ファラフェル・ガーデン」というイスラエル料理の店があります。なかなかいい感じのお店です。本場の味は専門店にお任せして‥‥ひよこ豆と日本食のコラボをと考えていたら、こんなメニューを思いつきました。

茹でたひよこ豆をジャガイモに見立て、日本の食卓のThe 定番・コロッケを作りました。ここではあえて豚ひき肉を使い、かくし味に醤油を加えています。揚げたてホクホクを頬張ると、なんとも言えず「しあわせ~♪」な気分に。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(3~4人分)

ひよこ豆 1カップ
玉ネギ 1/2個
豚ひき肉 100g
サラダ油 大さじ1/2
小さじ1/2
クミンシード 小さじ1/2弱
粗挽き黒コショウ 少々
醤油 小さじ1/2

作り方

1

ひよこ豆を水洗いし、たっぷりの水に一晩~半日浸けて戻す。

2

豆と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰してアクが浮いてきたらすくい取り、中火で30分ほど茹でる。

3

茹でた豆をザルにあげて湯切りし、ボウルに入れてマッシャーやすりこぎなどでつぶす。温かいうちに塩、コショウ、クミンシードを混ぜ合わせる。

4

玉ネギをみじん切りにする。フライパンにサラダ油を引いて玉ネギを炒め、火が通ってきたら挽き肉を加えて炒める。

5

挽き肉に火が通ったかな、くらいのタイミングで火を止める。炒めて出てきた挽き肉の脂や玉ネギの汁も一緒に3に加えて、ざっくり混ぜる。

6

コロッケの形に成形する。小判型、丸型、ハート型などお好みで。

7

小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、油でカラッと揚げて出来上がり。

ひとくちメモ

  • ひよこ豆をすりつぶすときは、完璧につぶしてしまわなくてもOK。ひよこ豆の形が残ることで、何を使ったコロッケか話しのタネになります。
  • クミンシードが苦手な方用に、最初から外したものも用意しておくと無難かもしれません。
  • 何もかけなくても味はついていますが、ソースやケチャップ、粒マスタードなど、お好みに合わせてお使いください。

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