ひよこ豆のマッシュオムレツ

ひよこ豆のマッシュオムレツ

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.18(2013年11月掲載)

「ひよこ豆」を最初に見つけたのは、かれこれ10年以上前。「ガルバンゾー」の表記を、私は「ガンバルゾー」と読み違え、「なんてステキな豆だろう!○○さんに教えてあげよう」と即買いしました。料理の仕方どころか、水に戻すことすらわからなかった頃です。
外国では「ガルバンゾー」の名で通っているひよこ豆、私にとっては、誰かを応援したいとき、元気づけたいときに使いたくなる豆なのです。

その形がひよこの頭とくちばしに似ていることから、ひよこ豆の名がついたそうです。茹でたてのひよこ豆はホクホクして、まるで栗のよう。煮くずれしにくい豆なので、本来はビギナーさんにおすすめの豆です。
今回はひよこ豆を、あえて長茹でにして潰し、マッシュオムレツにしてみました。本当はファラフェルを作るつもりで始めたのに‥‥とんこつスープがラーメン屋さんの“うっかり”から誕生したように、未完成のファラフェルは、オムレツの具材として不死鳥のごとくよみがえったのでした。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(2人分)

ひよこ豆 1/2カップ
玉ネギみじん切り 1/4個
コーン 大さじ2
ニンニクみじん切り 1/4かけ
パセリみじん切り 小さじ1
クミン 小さじ1/2
小さじ1/4
粗挽き黒コショウ 少々
4個
牛乳 大さじ3
ブロッコリーやレタスなど付け合せ野菜 お好みで

作り方

1

ひよこ豆を水洗いし、たっぷりの水に一晩~半日浸けて戻す。

2

豆と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰してアクが浮いてきたらすくい取り、中火で30分ほど茹でる。

3

茹でた豆をザルにあげて湯切りし、ボウルに入れてマッシャーやすりこぎなどでつぶす。温かいうちに塩、コショウ、クミンシードを混ぜ合わせる。

4

玉ネギをみじん切りにする。フライパンにサラダ油を引いて玉ネギを炒め、火が通ってきたら挽き肉を加えて炒める。

ひとくちメモ

  • フードカッターなどを使うときは、茹でた豆とざく切りにした玉ネギ、ニンニクを入れ、カットすると便利です。
  • ソースはさっぱり、ヨーグルトソースを合わせました。無糖のヨーグルトにレモン汁をたっぷり搾っただけのヘルシーソースでどうぞ。

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