白花豆とりんごのパイ

白花豆とりんごのパイ

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.39(2014年3月掲載)

私の住んでいる京都には、おいしいパン屋さんがいっぱい。パン屋さんのパイは様々に工夫され、洋菓子店のパイより価格もお手頃でえらいなぁ~と感心します。
小豆のあんこや、うぐいす豆、かのこ豆いろいろを使ったパイやパン類はよく見かけるけど、白花豆って出くわさないな‥‥と思って作ってみました。カンタンだけど、おいしくできる、3時のおやつにどうぞ。

パイ生地を何層にも折り畳んで作る本格パイはプロにお任せして、ご家庭では市販のパイ生地を使うとラクに作れます。
りんごの甘酸っぱさが何とも言えずおいしいので、白花豆はあえて甘さを入れていません。温かいうちに食べると、豆のホクホク感が、りんごの食感と相まって超ハッピーなお味です。お子様にも甘えん坊な大人にも喜ばれそう。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(約3人分)

白花豆 1/2カップ(茹で上がり約1カップ)
りんご(紅玉など) 1個
市販のパイシート 1枚
グラニュー糖 小さじ1+1/2
レモン汁 1/4個分
シナモンパウダー 少々
ハチミツ お好みで

作り方

1

白花豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩~半日ほどおき、もどして水煮にする。強火にかけて煮立ったら丁寧にアクをとり、中弱火にして約30分ほど煮る。

2

りんごを水洗いし、6等分して皮をむき、芯を取り除いて、5ミリ厚のイチョウ切りにする(りんごの皮は紅茶に入れてアップルティーに‥‥)。このタイミングで冷凍のパイシートを常温におき、自然解凍する。

3

2のりんごを塩水にくぐらせ、鍋に入れて中弱火で焦げないように気をつけながら炒める。りんごがしんなりしてきたらレモン汁とグラニュー糖小さじ1をふりかけ、3~5分ほど炒める。

4

水煮にしておいた白花豆を湯切りして加え、りんごの汁とからませる。

5

オーブンを200℃の予熱にセットし、天板にクッキングシートを敷く。そこに、自然解凍したパイシートをのせ、その上に、4の白花豆とりんごを炒め煮にしたものをのせる。

6

全体にうっすらグラニュー糖をふりかける。その後、シナモンパウダーも適量をふりかけ、オーブンへ。200℃で18~25分。オーブンから取り出したら、少し冷まして適当な大きさに切り分けて出来上がり。

ひとくちメモ

  • パイを焼くとき、火力と焼き時間はオーブンのクセに合わせて加減してください。
  • 焼き上がって豆に甘さが欲しいと思ったら、好みで豆の上にハチミツをかけても◎。
  • 温かいうちに食べるのがおすすめ。冷めたら短時間、再加熱するのが良いかも‥‥。
  • 豆の水分が蒸発するので、焼きすぎると皮がパリパリ、中はパサパサになってしまいます。それを避けるには、豆を先にパイ生地の上に並べ、その上にかぶせるようにりんごを敷き詰めて焼いてください。

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